La Petite Mort / ラ・プティ・モール QLD / Granite Belt

「ラ・プティ・モール」はグレンとロバートの2人によって2010年から始まった挑戦的なワインプロジェクトで、母体は彼らが2000年にクイーンズランド州グラニットベルトに設立したワイナリー「ベントロード」。フランスワインをこよなく愛する生化学者だった醸造家のGlen Robert / グレン・ロバートはある時パートナーであるロバートと共にワインを造る夢を実現させることを決意し、離職。理想の土地を探す旅の途中で2000年、オーストラリアでも極めて特殊なワイン産地グラニットベルトで理想的なロケーションを備えた土地と出会い一目惚れします。すぐに購入を決断した彼らはその土地にまさに一からブドウを植樹。同時にグレンはチャールズスタート大学で醸造学を修める一方、「Cakebread Cellers (Napa)」、「Clovely Estate(豪)」、「Heritage Estate(豪)」など複数のワイナリーでヴィンテージを経験するという驚くべきエネルギーでスキルを重ねていき、自社での経験も相まって着実に自身のビジョンを作り上げていきます。そして2010年にはさらに「もっと挑戦的で面白いことをしてみたい」という想いから限定生産のプロジェクト、ラ・プティ・モールをスタートさせました。

 現在およそ3haある自社畑ではサステーナブル農法を実践(近隣の畑からの買いブドウ含む)。雹害のリスクが大きく、1-3月の湿度も高いグラニットベルトでは病害のリスクマネジメントが第一優先ですが、その中でできる限り自然環境に配慮して栽培されています。その姿勢はワイン造りにおいても共通しており、野生酵母による醗酵(状況により培養酵母を併用)、酸化防止剤や清澄剤の使用はワインをクリーンに保つという限りにおいて最小限に抑えられています。

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