豪州・モーニングトン半島はメルボルンから1時間ほどの豪奢な別荘地ですが、今やその名はプレミアムワインを生み出すブティックワイナリーが集まる銘醸地としてのほうが好事家にとってはメジャーかもしれません。

オーシャンエイトのオーナー　アイルワード家は2004年までにモーニングトンのスターワイナリー“クーヨン”のオーナーでしたが、新しいチャレンジを求めクーヨンを売却し、新しいワイナリーを始めることになりました。

設立当初からアイルワード家の長男Michael Aylward / マイケル・アイルワードが醸造のタクトを振っていますが、彼はクールな２枚目俳優さながらの風貌からは想像しがたい熱さでワインを語ります。2004年以前はクーヨンで、それ以降はオーシャンエイトでヴィンテージを重ねつつ、ブルゴーニュのいくつかのドメーヌで研鑚を積んだマイケルは2011年、若手醸造家最高の栄誉「Young Gun of the Year」を獲得し、一気にその名を知らしめました。